杏樹会職員の男女比率は女性83%:男性17%と、圧倒的に女性が多い職場です。主に女性が家庭で抱える子育てや介護等の理由で、退職されるケースは少なくありません。職員に安心して長く働いていける職場作りとして、杏樹会は「働く職員が幸せでなければ良い介護・保育はできない」をモットーに職員が仕事と家庭の両立をして、活き活きと働き続けることができるよう家庭と職場の両立支援(ワークライフバランス)を図る取組みを行っています。 このような取組みが評価され、多方面から認定や表彰をいただいています。
一般事業主行動計画(次世代法・女性活躍推進法)・情報公開
女性が活躍できる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。
1 計画期間
2022年4月1日~2025年3月31日
2 目標と取組内容・実施期間
目標1 計画期間内に、育児休業の取得率を男性職員は80%以上
・女性職員は90%以上にする。
《取組内容》 ・事業所内に仕事と育児の両立に関するリーフレットを掲示し理解を深める。
・仕事と家庭の両立に関する相談窓口を設置し、対象者には個別に制度を周知。
目標2 採用した労働者に占める女性労働者の割合70%以上とする。
《取組内容》 仕事と家庭の両立に関する制度の職員へ周知し、働きやすい職場づくりに努める。
3 社会福祉法人杏樹会 令和5年度女性活躍情報公表
・採用した労働者に占める女性労働者の割合
直近年度の女性採用者数(中途採用者含む) | 直近年度の採用者数(中途採用者含む) | 割合 | ||
介護部門 | 常勤 | 15 | 22 | 68.2% |
非常勤 | 12 | 19 | 63.2% | |
保育部門 | 常勤 | 7 | 7 | 100.0% |
非常勤 | 18 | 18 | 100.0% |
・男女別の平均勤続年数の差異
平均勤続年数 | ||
介護部門 | 男性 | 9年2ヶ月 |
女性 | 9年0ヶ月 | |
保育部門 | 男性 | 6年7ヶ月 |
女性 | 6年3ヶ月 |
・男女の賃金の差異
区分(労働者の数) | 男女の賃金の差異 |
全労働者(377.5人) | 95.8% |
正規職員(255.2人) | 93.1% |
パート職員(122.3人) | 131.3% |
付記事項
①対象期間:令和5年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日)
②男女の賃金の差異:男性の賃金に対する女性の賃金の割合
③労働者の数:常勤換算値(一人あたり月164時間で算出)
平均賃金も常勤換算値で算出
・男女別の育児休業取得率(平成31年~令和5年度)
男性:①妻の出産時の休暇(1日のみ有給)6名
②育児休業(3日間は有給)※育児休業が7日を超える場合を除く 5名
③育児休業(育児給付金申請)17日間1名
対象者11名中、10名が上記のいずれかの育児休業・休暇を取得のため 90.9%
男性で育休取得できなかった 1名
女性・・・100%
・一月当たりの労働者の平均残業時間
介護部門:7.1時間
保育部門:2.5時間
・管理職に占める女性労働者の割合
女性の管理者数 | 管理者数 | 割合 | |
10 | 22 | 45.45% |
社会福祉法人杏樹会次世代育成支援対策推進法 行動計画第8期
職員が仕事と子育てを両立させることができ、職員全員が働きやすい環境をつくることによって、全ての職員がその能力を発揮できるようにするため、次のように行動計画を策定する。 【計画期間】 2022年4月1日から2025年3月31日までの3年間
☆目標1 計画期間内に、育児休業の取得率を次の水準以上にする。
男性社員・・・取得率を80%以上にすること
女性社員・・・取得率を90%以上にすること
〈対策〉
- 仕事と家庭の両立に関する相談窓口を設置
- 妊娠・出産(本人または配偶者)の申出をした方に対し、個別に制度を周知し育児休業の取得の意向を確認
- 事業所内に仕事と育児の両立に関するリーフレットを掲示し理解を深める
☆目標2 男女とも平均勤続年数を9年以上とする。
〈対策〉
● 事業所別に平均残業時間を確認
- 仕事と家庭の両立に関する制度の職員への周知
- 勤続10年・20年の表彰
☆目標3 職員の時間外労働時間を各月、平均9時間未満を目標とする。
〈対策〉
● 事業所別に時間外労働時間を一覧表にし、原因の解決への検討を促す
《杏樹会の取り組み事項》
☆管理職層への研修 ☆両立支援制度の職員への周知徹底。 ☆勤務体制や仕事の進め方の見直し。 ☆勤務時間等の雇用管理の見直し。
次世代認定マーク「くるみん」を取得しました
杏樹会は男性の育児休業取得者があり、平成20年10月次世代育成支援対策推進法第13条に基づく基準適合一般事業主の認定を受け、次世代認定マーク「くるみん」(厚生労働省の認定マーク)を取得しました。県内の社会福祉法人では初の認定となります。「くるみんマーク」取得により、両立支援の取組が評価され、様々な取材や講演活動をお受けしてきました。 「くるみん」は、法に基づき仕事と育児の両立を支援する取り組みを積極的に推進した事業主が、厚生労働省より与えられる認定マークの愛称です。次代の社会 を担う子供たちが健やかに生まれ育つ環境整備のため、事業主が従業員の子育て支援のための行動計画を策定し、目標達成に向けた努力を行い、一定の基準を満 たした場合に認定されるものです。
令和2年8月 男性の育児休業取得者
いるまイクボス共同宣言式参加!
社会福祉法人杏樹会は平成29年10月15日(日)入間市産業文化センターにて行われた「男女共同参画セミナー公開講演会」で、「いるまイクボス共同宣言」にて市長並びに他の事業所の方と共にイクボス宣言を行いました♪ セミナーではNPO法人タイガーマスク基金代表(NPO法人ファザーリングジャパン創設者)安藤哲也氏による~わくわく子育て・パパの出番です~仕事と育児のハッピーバランスと題した講演が行われました。 イクボスとは「職場で共に働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランスを考えその人のキャリアや人生を応援しながら、組織の業績も結果も出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむ上司(ボス)のことです。当法人では様々な年齢やライフステージの方が沢山働いています。職員の方が仕事と生活の両立をしながら働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。
「埼玉県多様な働き方実践企業」プラチナ認定を受けました。
埼玉県は、女性が働きやすい就業環境づくりをし、経済を活性化させる「埼玉版ウーマノミクス」プロジェクトの第1弾となる事業を発表した。
事業の具体的な取り組みとして、短時間勤務制の導入など多様な働き方を実践している企業を県が独自に定めた基準に照らし、「ウーマノミクス企業」として認めることにした。 (埼玉県ホームページ掲載)
認定基準の項目は、
①女性が多様な働き方を選べる企業
②法定義務を上回る短時間勤務制度が職場に定着している企業
③出産した女性が現に働き続けている企業
④女性管理職が活躍している企業
⑤男性社員の子育て支援等を積極的に行っている企業
⑥取り組み姿勢を明確にしている企業 の6項目。
6項目すべての項目を満たした企業へは、《プラチナ》 4項目以上を満たした企業へは、《ゴールド》 2項目以上を満たした企業へは、《シルバー》 を認定する制度です。
杏樹会では、最高位の《プラチナ》の認定を受け、平成24年7月24日の認定証授与式に伺い県知事より認定証を授与されました。
平成29年8月1日に多様な働き方実践企業プラチナ+(プラス)の認定を受けました。
令和4年8月1日に多様な働き方実践企業プラチナの認定を受けました。
第8回さいたま輝き荻野吟子賞 いきいき職場部門受賞
埼玉県の3大偉人の一人荻野吟子(日本第1号の女医)の不屈の精神を受け継ぎ、男女共同参画の先駆的な取り組みを行っている個人、事業所に贈られる賞である「平成24年度第8回さいたま輝き荻野吟子賞 いきいき職場部門受賞」し、平成25年2月に埼玉県知事会館で行われた表彰式に出席しました。
埼玉労働局両立均等表彰
内閣府「21年度版 少子化社会白書」掲載
杏樹会の取組が認められ、内閣府「21年度版 少子化白書」に先進的な事例として掲載され、内閣府のホームページにも掲載されました。
内閣府ホームページ 「平成21年版少子化社会白書」 →こちら
「職場風土改革推進事業主」の指定を受けました。
埼玉県障害者雇用優良事業所の認定を更新しました。
埼玉県では、県内で障害者を率先して雇用し、その能力の活用に積極的な事業所を埼玉県障害者雇用優良事業所として認証し、障害者雇用への取組内容などを県のホームページ掲載等を通じて広く紹介します。
当法人は平成28年8月15日付で認定を受けて、認証を更新しました。
認証が受けられる要件は次の通りです。
1.県内に所在する事業所であること。
2.障害者実雇用率が2.3%以上であること。
3.労働関係法規を遵守していること。
4.公序良俗に反する事業を行っていないこと。
育児休業の取得事例
育児介護休業法個別周知(令和4年10 月以降)
その他
○ 平成26年6月10日男女共同参画基礎講座を行いました。講師は埼玉県男女共同参画推進センターの事業コーディネーターの瀬山紀子 氏をお迎えしました。
○ 産労総合研究所発行の「介護人材Q&A 2014年10月号 No.120」に「雇用形態、勤務対応も柔軟に 子育て・介護に向け諸規定を整備」と題し、実践事例3の記事として法人のワークライフバランスの取り組み内容が掲載されました。