爽風館のサークル活動(その5)

皆様こんにちは。三寒四温、季節の変わり目にインフルエンザの流行と、春が待ち遠しい今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか。

本日は、上原英里シャンソン弾き語りコンサートのレポート前に、久しぶりにサークル活動の様子をレポートしたいと思います。今回は書道教室「攻」と個別に行っている機能訓練のご様子をお伝えします。

書道教室は参加人数が一番多いため、1日3組に分けて、現在は30人以上の方が1回の開催で参加されています。書道

季節にあわせたお題にそって、皆様熱心に作品を作成されていきます。

書道2

書道を行っていると、不思議と心が落ち着き、もっと良い作品をとなっていかれるそうで、最近では、単なる書道にとどまらず、写経を始める方もいらっしゃるほどになりました。この様に小さな文字を筆で綴られることに、スタッフ一同驚きを隠せません。

書道3

また、個別機能訓練の一環として、1グループ5名様ほどで行っている機能訓練は、2階のパブリックホールにあります、マルチトレーナーや平行棒、ロコリングといったリハビリテーション用品を使って、いつの間にかたくさん身体を動かしていただけることから、爽風館で独自に「いつの間にか400回運動」と名づけて、土曜日に開催しています。

個別1

お一人はマルチトレーナーにお座り頂き、筋力強化のために左右の腕上げ下げ、左右の正拳突き、左右の足上げ運動を各10回づつ60回1セットを大きな声で数を1から10まで数えながら実施して頂きます。その他の4名の方は、各々の椅子や、車椅子に座して、同じように1セット実施して頂きます。

個別

各自の方が、マルチトレーナーで1セットづつ行うと、不思議なことに全員の方が両手両足を300回、いつの間にか動かし、運動しているといった具合に進行していきます。個別2

ここで一番大切にしていることは体力的にいささか自身を無くしていらっしゃる方が多いことを理解して、300回も運動できた事実を最大限に肯定するようにお声をかけて、自身を取り戻して頂くことです。更に、これだけでは終わりません。

次にロコリングという用品を使って、左右の前腕、腹筋など100回ほど動かすプログラムを行います。

個別3

ロコリングには抵抗が弱いものと強いものの2種類があって、参加される方の筋力の具合によって強弱を分けて使っていただいています。

個別4

このリング、実は健常者のスタッフでも強いほうで行うとかなりの力を必要とするのですが、皆様本当に熱心に運動されるので、スタッフも手を抜くことなど一切出来ません。

個別5

ロコリングのセット運動が終了すると100回程、左右の前腕、腹筋などを動かすことが出来ます。こうして皆様だまされたかのように約45分も熱中して、「いつの間にか400回運動」を終了することができ、驚きと、笑顔と自信を取り戻してお部屋に帰られます。時間的に、土曜日3グループほどの実施しか出来ていないのですが、この訓練もリピート率が高く、皆様喜んで次の回の参加もしてくださっています。

次回は、上原英里シャンソン弾き語りコンサートのレポートになると思いますので皆様お楽しみに!!